子供の歯磨き関する疑問【患者様向け】

子供の歯磨き 知りたい歯の情報

この記事では子供の歯磨き関する疑問について、これまでの私の臨床経験と知見を中心に分かりやすくまとめました。

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子供用の歯ブラシと歯磨き粉選びのポイントは何でしょうか?

歯ブラシは、赤ちゃん用のものと仕上げ磨き用のもの2本を用意します。

赤ちゃん用は歯ブラシに慣れるためのもので、月齢に合ったものを選びます。喉を突かないように安全ガードが付いているものもあります。
歯ブラシはヘッドが小さめで毛先が丸くなっているものが磨きやすくお勧めです。

仕上げ磨き用は親が磨くためのもので、親が持ちやすい柄が長く、ヘッドが小さいものがお勧めです。

奥歯の乳歯が生える1歳半頃からぶくぶくうがいができるようになります。そのため、その頃から少しずつ歯磨き粉を使うことをお勧めします。

虫歯予防には、フッ素やキシリトール入りのものがお勧めです。
モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウムと表記されているものは、フッ素配合という意味になります。配合されているフッ素濃度は、500ppm程度の歯磨き粉がお勧めです。

また、歯磨き粉の中に研磨剤と発泡剤が入っているものもあります。研磨剤は歯の表面を削って磨く作用があり、発泡剤は泡立ちをよくするためです。子供の歯にはこれらの成分は特に必要ないため、研磨剤、発泡剤ともに含んでいないものがお勧めです。

仕上げ磨きのやり方はどのようにするのでしょうか?

保護者による仕上げ磨きの姿勢
①赤ちゃんを親の膝の上に寝かせ、安全で歯磨きがしやすい姿勢をとります。
②ペンを持つ持ち方(ペングリップ)で、歯ブラシをも持ちます。
③利き手と反対の指で赤ちゃんの唇をめくり歯磨きを行います。

仕上げ磨きの仕方
①歯ブラシの毛先を歯、歯と歯の間、歯と歯肉の境目の3部分にしっかりと当てます。
②歯ブラシの毛先が広がらない程度の弱い力で動かします。
③1~2本ずつ小刻みに動かします。
④1か所につき20回以上、歯磨きの時間は3分以上が目安です。
⑤前歯を磨く際、上唇と歯肉をつないでいるスジ部分に歯ブラシが当たると痛がるため、当たらないように注意します。
⑥奥歯は食べかすが溜まりやすいため、歯、歯と歯の間、歯と歯肉の境目の3部分を注意して磨きます。
⑦話しながらや数を数えながらの歯磨きをすることもお勧めです。

仕上げ磨きは子供が一人で上手に磨けるようになるまで続けます。奥歯の永久歯が生え始め(6歳頃)に虫歯になりやすいため、7~8歳頃までは仕上げ磨きをすることをお勧めします。

今回は子供の歯磨き関する疑問についてまとめてみました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。

【参考文献】
・新版家族のための歯と口の健康百科(伊藤公一他、医歯薬出版株式会社)

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