「楽天シニア」での2万人を超える歯科健診に関するアンケート結果

楽天シニア エックス線歯科健診 歯科関係者向け情報

AOI国際病院 健康管理センター(神奈川県川崎市)では、2025年4月1日より「歯科パノラマエックス線画像を用いた歯科健診」のサービスを開始しております。

健康寿命の延伸サポートサービス「楽天シニア」アプリ/Webに「エックス線歯科健診」に関するコラムページを掲載し、アンケート調査を実施いたしました。

エックス線画像をAIが解析、精度の高い診断が可能に! | らく健
歯の健康は全身に影響するため定期健診が重要です。川崎市のAOI国際病院が2025年4月からAIを活用した「エックス線歯科健診」を開始します。未来の歯科健診の魅力をご紹介!

アンケート数は全16問、その結果の一部は下記のとおりで、健康感度の高い方々の興味深いデータとなっております。

■アンケート期間:2025年2月28日(金)~2025年4月9日(水)
■PV数:79,485回
■アンケート回答者:20,225人

本件に関するプレスリリース(PRTIMES 2025年6月3日)はこちら

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男女比と性別・年齢別の分布

・男女比は男性61.3%、女性36.7%、回答しない2.0%
・年齢別では39歳以下1,396名、40歳~49歳代2,804名、50歳~59歳代6,241名、60歳~69歳代7,129名、70歳~79歳代2,408名、80歳以上247名

定期的に歯科健診、または歯科受診をしていますか?

・男性では50歳~59歳代の「していない」が最も多く52.1%
・女性では70歳~79歳代の「3~4ヵ月以内に1回」が最も多く50.3%

歯科健診が、体の健康診断・人間ドックと一緒に行うことについてどう思いますか?

・「一緒の方がいい」と回答した人が全体の46.1%
・男性で「一緒の方がいい」を選択した年代は40歳~49歳、50歳~59歳で46.9%
・女性で最も多かったのが「一緒の方がいい」を選択した39歳以下で50.0%

歯磨きで歯ブラシ以外に、歯間ブラシやデンタルフロスを使っていますか?

・歯間ブラシやデンタルフロスを使用している割合は、女性の方が高く70歳~79歳は54.8%、男性は70歳~79歳の41.7%が高い
・「毎日使用している」と「時々使用している」を合わせると60歳~79歳の女性が8割を超える

歯について困っていること、悩んでいること、コンプレックスはありますか?

・「はい」と答えた方は全体で50.7%だった
・「はい」と答えた最も多い世代は女性の50歳~59歳の64.9%だった

「8020運動」について知っていますか?

・全体で「知っている」が最も多く45.8%
・女性の60歳~79歳の方で「知っている」と回答した方が最も多く67.5%

「エックス線歯科健診」の特徴

・体の健診・人間ドックの一部として、顎のエックス線画像を撮影します(約15秒)。
・1枚のエックス線画像から、歯周病、虫歯、歯の本数、根の病気、親知らずの周囲炎、インプラントの周囲炎、顎骨嚢胞等の疾患が検査できます。
・視診では確認できない骨の病変や歯の病気の早期発見も期待できます。
・歯の数と番号を自動認識するAI技術も使用し、歯科医師が確認して所見を記載します。
・当院倫理委員会の承認を受けた臨床研究であり、「健診から医科歯科連携」を実施しています。
・本歯科健診システムは特許出願中の技術(出願番号:特願2022-115476、出願日:2022年7月20日、特許出願人:田島聖士・医療法人社団葵会、名称:歯科検診AIシステム、歯周病検診AIシステム、および歯科総合検診AIシステム)です。
・川崎市歯科医師会とも連携しています。
・突発的で激痛が特徴の歯痛により、発症前の歯科受診が期待でき、企業の福利厚生としての利用も可能です。
・本歯科健診は、かかりつけ歯科を作ること、定期的な歯科受診率を上げるための一つの方法と考えています。
・視診による評価では健診歯科医師による差が少なからずありますが、エックス線画像を用いた客観的評価を行うことで健診の標準化も期待されます。
・予防のために歯科受診する国民を増やす政府骨太方針の「国民皆歯科健診」の理念に沿っており、「8020運動」にも貢献できると考えています。
・また、オーラルフレイルの検査にも応用可能なことから、今後は自治体との実証実験も視野に入れて活動していきます。

本健診のご予約方法

・下記専用ダイヤルまで電話して下さい。
AOI国際病院 健康管理センター 予約専用ダイヤル
電話番号:044-277-5762
平日 8:00~16:00 / 土曜(第1~3) 8:00~16:00

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参考資料

担当者:
葵会グループ 統括本部 DX戦略部長
AOI国際病院 歯科口腔外科 部長
医療創生大学 歯科衛生専門学校 校長
田島聖士

【特許】
歯科疾患AI診断支援システムの特許について:特許査定
特許の名称:歯科分析システムおよび歯科分析X線システム
特許出願日:2018年6月4日、特許取得日:2021年1月27日
出願番号:特願2018-107011、特許番号:特許第6830082号
特許発明者:田島聖士
特許出願人:田島聖士、医療法人社団葵会

歯科検診AIシステムの特許について:特許出願中
発明の名称:歯科検診AIシステム、歯周病検診AIシステム、および歯科総合検診AIシステム
出願番号:特願2022-115476
特許発明者:田島聖士、特許出願人:田島聖士・医療法人社団葵会
特許出願日:2022年7月20日

【参考資料】
・田島聖士, 園田央亙ら: パノラマエックス線画像における根分岐部病変を自動検出するAIモデルの開発. 日本歯周病学会誌, 2021.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio/63/3/63_119/_article/-char/ja

・Satoshi Tajima, Yoshiyuki Okamoto, Takashi Kobayashi, Maiko Kiwaki, Chikanobu Sonoda, Kaori Tomie, Hiroto Saito, Yoshimi Ishikawa, Takayoshi Shintani: Development of an automatic detection model using artificial intelligence for the detection of cyst-like radiolucent lesions of the jaws on panoramic radiographs with small training datasets. Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology, 2022
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S2212555822000345?dgcid=author

プロフィール
田島聖士

日本大学松戸歯学部を卒業後、2004年から11年間、防衛省海上自衛隊の歯科医官として勤務し、2010年に遠洋練習航海(世界一周コース)で約5ヶ月間の洋上勤務(練習艦「かしま」)、2011年には東日本大震災で歯科災害派遣(護衛艦「ひゅうが」)の経験を持つ。
2015年からAOI国際病院歯科口腔外科での臨床の傍ら、深層学習アルゴリズムを用いた歯科エックス線画像のAIシステム開発をしており、2025年から日本初の「エックス線歯科健診」の社会実装を行っている。
また、葵会グループ統括本部 医療DX戦略部長、医療創生大学歯科衛生専門学校長も兼任している。

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